3月のライオンは面白い!桐山零の心を癒してくれる人とは?

桐山零は史上5人目の中学生プロデビュー棋士だが、
小学生の時に両親と妹を事故で亡くす。

家も家族も居場所も無い桐山は、
将棋が強くなる他に生きる術が無かった。

全ての感情を押し込めてた桐山の心が、
川本家の3姉妹や担任の林田先生達との出会いを
通じて徐々に解放され癒されていく様子が、
見る人の心にもじわーっと伝わって来ます。

心癒されるアニメを一緒に見ていきましょう!

3月のライオンの面白さ、面白味とは?

桐山零のプロ棋士としての心の成長と
家族を亡くしてから閉じ込めて来た感情が
日常生活の中で少しずつ解放され癒されていく様子に、
私は感動を覚えます!

将棋の世界だけを描いているのでもない、
日常生活だけを描いているのでもない。

両方の世界が微妙にリンクして
桐山零の心を温めて癒していくところに
面白味があります。

ネタバレの内容もありますので、
まだ見ていない方は、一度見てから
この先をお読みくださいね。

 

両親と妹の葬儀の後、幸田が尋ねる。

「君は将棋が好きか?」
これが契約の瞬間だった、将棋の神様と僕の醜い嘘で固めた。

「はい。」
嘘だった。人生だ初めての。生きるための。そして、決して戻れない。
そうして幕は切って落とされ、僕は将棋の家の子になった。
※3月のライオン 第5話より

 

零は小学3年生で両親と妹を亡くし、
親戚は引き取るどころか施設に預ける
と言うなんて可哀想すぎます。

 

零は、実の父親の友人のプロ棋士幸田に
引き取られますが、幸田家でもギクシャク
してしまいます。

幸田の実の子以上に、零は将棋の成績を
伸ばして行ったからです。

 

「僕将棋やめる。」といった零に対し、
幸田は言います。

自分で自分を説得しながら進んでいける人間でないとダメなんだ。
プロになるのがゴールなんじゃない。
なってからの方が気が遠くなるほど長いんだ。
進めば進むほど道は険しく周りに人はいなくなる。
自分で自分をメンテナンスできる人間しか、どのみち先へは進めなくなるんだ。
※3月のライオンより

 

きっと、義理の父は零の将棋の才能と
プロとしての素質を見抜いていたのでしょうね。

プロとして上を目指していく道のりは
厳しいですね。

その後、香子は街で遊び回るようになり、
歩は部屋に籠ってゲーム、
零はますます将棋の勉強にのめり込むのです。

 

家もないし、家族もないの。学校にも行っていない。友達もいない。
あなたの居場所なんてこの世のどこにも無いじゃない。※3月のライオンより

香子の突き刺さるような言葉にさえ
怒りも悲しみも湧き起らない零の心。

 

だからこそプロになりたいと思った。
自分の力だけで生活することができれば、そこが自分の居場所になるんじゃないかと思った。※3月のライオンより

幸田家を出て、一人暮らしをしながら
零は対戦を続けていきます。

負けると酒を飲み暴れる安井は、
娘と過ごすクリスマスが終わると離婚する。
零は、対戦者安井に勝った。

 

うあーーー。みんな俺のせいかよ。じゃあ、どうすれば良かったんだよ。
ふざけんなよ。弱いのが悪いじゃんか。弱いから負けたんだよ。
勉強しろよ。してねえのわかんだよ。
分かってるけどできねえとか言うならやめろよ。
来んな。こっちは全部かけてんだよ!
他には何も持てねえ。将棋ばっかりだよ。
酒飲んで逃げてんじゃねえよ。弱い奴には用はねえんだよ!
※3月のライオンより

 

そこまでやっているからこその叫びですよね。

今まで感情を吐き出すことが無かった零が
初めてこんなに吐き出せて良かったですね。
ここから少しずつ、零の心も解放されていきます。

島田八段との対戦に敗れ、
二階堂の言うように頭を勝ち割られた零は、
人の力を借りることを学ぶのです。
将棋の道でも、日常生活でも。

 

桐山零の心を癒してくれる人とは?

桐山零を取り巻く人々によって、
零の心は少しずつ解放されていきます。

零の心を癒してくれる人とは誰でしょう?
具体的に見ていきましょう。

①川本家の3姉妹

お盆の送り火の後、
川べりで「お母さん」と泣きじゃくるひな。

 

僕はずっと消えてしまった本当の僕の家族のこと、
泣いても仕方ないから諦めて、悲しいから考えないようにして
頭から追い出して追い出して、でも本当にそれで良かったんだろうか?
※3月のライオンより

零の心の扉が、ひなたちと関わることによって
少しずつ開き始めているようです。

 

晩ご飯を食べにおいでと呼んでくれたり、
体調を崩して寝込んでいたら
タクシーで病院に連れて行ってくれて、
川本家で看病してくれたり。

 

ここにいるとどうしてこんなに落ち着くんだろう?
※3月のライオンより

 

零の心が、あかり、ひな、ももによって
癒されていくのが分かります。

見ていても、とても暖かい空気が
流れていますよね。

 

②担任林田先生

1年遅れで高校に入った零は、
林田先生によって大きなきっかけ
をもらいます。

 

今日みたいにさ、一人ではどうにもならんことでもさ、
誰かと一緒にやればクリアできる問題ってさ、結構あるんだ。
そうやって力を借りたら、次はお前が力を貸してあげたらいい。
※3月のライオンより

 

この言葉によって、零は島田八段に
「研究会に入れてください」と
頼むことができたのです。

 

『放課後将棋科学部』の部員になることもでき
零の学校生活も楽しい場になりました。

 

辛い思い出しかなかった学校生活が
楽しい場に変わって本当に良かった!

 

零が生徒と話をしている、笑顔でいることを
喜んでくれる林田先生って素敵すぎます。

 

3月のライオンの面白さ、面白味とは?
桐山零の心を癒してくれる人とは?
について語ってみました。

将棋のプロとして成長していく桐山零。

 

日常生活においても素敵な人達との
出会いを通じて、零の心は癒され、
居場所もできましたね。

 

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。

 

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