銀の匙エゾノーの校長先生の名言、御影の祖父・曾祖母の名言

学園/青春

札幌の進学校で挫折した八軒勇吾は、逃げるように大蝦夷農業高等学校に進学。

 

通称エゾノーで寮生活をする八軒。

慣れない農業実習や馬術部の活動を通じて、命を育て、命をいただく意味や覚悟を学んでいく。

 

都会育ちの彼はカルチャーショックを受ける。
苦しむ八軒を救った名言がある。

 

校長先生や同級生御影(みかげ)の祖父の名言をご紹介しています。

 

どうぞ最後までお付き合いください。

銀の匙 校長先生の名言

都会で育った八軒にとって、農業実習や経済動物の現実はたやすいものではありませんでした。

 

農家出身の同級生や先輩たちの家業に対する想いを知って、八軒は自分を見つめ直すのです。

 

八軒の心の中にある「逃げて来た」という思い、それを払拭してくれた校長先生の名言

 

八軒の心に刺さります!

 

①生きるための逃げは有りです。有り有りです。

エゾノーに入学してから半年が経った。
部活の馬の世話をしようとした時、八軒は校長先生から話しかけられます。

 

「八軒君は夢の話をした時も謝っていたけど、自信が無いのかな?」

 

「中学時代はずっと否定されてきて。
進学コース外れて、こっちに逃げて来ちゃったんで。」

 

札幌の進学校に通っていた八軒は受験に失敗。
新札幌中の担任白石先生の勧めでエゾノーに進学。

高圧的な父や厳しい学力競争から逃げて来た事を、八軒はずっと気に病んでいたのです。

 

八軒君は『逃げる』という事に否定的なのだね。
逃げて来た事に負い目はあっても、その逃げた先で起こった事、そこで出会った人それらはどうでしたか?
否定するものでしたか?
引用元:1期11話

 

入学後の学校の実習、クラスメートとのやり取り、部活動、御影の家でのアルバイト等々。
八軒は想いを巡らせます。

 

生きるための逃げは有りです。有り有りです。
逃げ場のない経済動物と君たちは違うんですから。
引用元:1期11話

 

「生きるための逃げは有りです。有り有りです。」
という言葉は、八軒の人生を肯定する言葉です!

 

「逃げる」ことはズルい、卑怯、恥ずべき事という考え方が一般的かもしれません。

 

「逃げた」自分を責める気持ち、それを隠しておきたい気持ち、すごくよく分かります。

 

でも、校長先生は否定しませんでした。
「生きるための逃げは有りです。有り有りです。」

八軒だけでなく、視聴者である私たちにとっても救いの言葉ですね!

 

こんな風に、自分の生徒の気持ちを十分理解してくれる先生がいたら本当に生徒ものびのび学校生活を送ることができますね。

しかもそれが校長先生だったら、先生方も生徒達も同様にいい人間関係を築くことができますね。

そんな学校に通ってみたかったです。

 

校長先生は八軒の逃げた事を肯定し、「逃げた」後に目を向けさせたのです。

 

②逃げた事を卑下しないでそれをプラスに変えてこそ、逃げた甲斐がある

”逃げ場のない”という言葉を聞いて、八軒は御影や駒場の言葉を思い出します。

 

「うちは一人っ子だから後を継がないと家つぶすことになるし。」御影

「俺が継がねえと誰もやるやつ奴いねえから。」駒場

 

そして、校長先生に訪ねます。
そういうところが、八軒の優しいところですね。

「逃げられない奴はどうしたらいいんでしょうか?」

 

「友達?自分のことで手一杯っぽいのに友達のことも?」
「すみません。俺色々吐き出しすぎですよね?」

 

いや、自分の気持ちをうまく言葉にできるから、そうして吐き出せるのだと思います。
苦しくてもうまく本音を吐き出せない子もいるから、そういう子に気づいたら力になってあげてください。

逃げた事を卑下しないでそれをプラスに変えてこそ、逃げた甲斐があるというものです。
引用元:1期11話

 

校長先生のこの言葉も素晴らしいですね。

自分の気持ちをうまく言葉にできる人は、本音を吐き出せない人の力になってあげて欲しい。

 

校長先生が素晴らしいなと私が感じるところは、八軒が逃げた事を肯定し卑下するなと言うだけで終わらないことです。

その後に何をするかが重要であると言っていることです。

八軒に対しては、自分が人より秀でた部分(自分の気持ちや本音を言葉にできない人の代わりに言語化してあげる)で誰かの役に立てば逃げて来た甲斐があると言っています。

 

銀の匙 御影の祖父の名言「君は人生全部学校で習うんかい?」

御影の祖父が駒場の家に来る途中、鹿をはねてしまった。

 

「八軒君、鹿の解体作業をやってみるか。」
と御影祖父は言います。

 

「無理っす。シカの解体なんて習ったことないし。」

 

八軒君よ、君は人生全部学校で習うんかい?
引用元:1期6話

 

八軒の頭の中を、飼育している”豚丼”のことや馬のお葬式の時のことなどがよぎります。

 

「逃げて来た場所でまた逃げるんか!
ここで逃げて人任せにしたら、豚丼食う資格なんて。」

 

八軒は覚悟を決めて
「よし、やってみる!さばき方を教えてもらえますか?」と。

 

人生生きていく中で、学校で習わないこと、教科書に載っていないこと、沢山、たくさんありますね。

 

”君は人生全部学校で習うんかい?”
人生を生きて行く上で、とても大切な言葉ですね。

 

銀の匙 御影のひいおばあちゃんの名言

夏休みのアルバイト最終日前日、八軒は搾った牛乳を入れるタンクにパイプをつなぎ忘れ、500リットルもの牛乳を流してしまいました。

 

500リットルとは、お風呂2.5杯分くらいです。

水を出しっぱなしにしてしまったとしても焦ってしまいますが、搾りたての牛乳ですから、それが分かったら誰でも焦るどころの騒ぎではありませんね。(冷や汗!)

 

八軒はものすごく責任を感じていました。

その翌日バイト代を御影の母親から渡されますが、八軒は大事な商品を捨てる羽目になったから受け取れないと。

 

でも、御影の母親は言います。

「一緒にいたじいちゃんと父ちゃんがチェックしなかったのも悪いもん。」

 

八軒が弁償しますと言っても、「夏休みの間君の働きに対して、ここ(封筒)に入ってる金額の価値があるって、私達雇い主が認めたってことなのよ。この給料は。」と。

 

ひいおばあちゃんも言います。

「いいから受け取れ。人間のやることだもの。たまには失敗することもあるっしょ。ただし、命が関わってる時は失敗したらいかんよ。」

 

ひいおばあちゃんの一言で、八軒はありがたくバイト代を受け取るのでした。

アキの家族は懐が大きいなと感じますね。

こんな温かな気持ちを持った家族と共に夏休みを過ごした八軒は、また多くのことを学ぶことができましたね。

 

その晩、ひいおばあちゃんがアキに言います。

苦労して、苦い思いして手に入れた金だ。
そうそう馬鹿な事に使おうとは思わんべ。
馬鹿はろくでもないものに金を使う。
賢い奴は自分の成長のために使う。
金の使い方で男の価値はわかるものさ。
引用元:銀の匙 第8話 八軒、大失態を演じる

ひいおばあちゃんのこの言葉も奥が深いですね。

実際、八軒は、自分の成長のためにバイト代を使うことになります。

 

 

まとめ

生きるための逃げは有りです。有り有りです。

逃げた事を卑下しないでそれをプラスに変えてこそ、逃げた甲斐がある。

君は人生全部学校で習うんかい?

馬鹿はろくでもないものに金を使う。
賢い奴は自分の成長のために使う。
金の使い方で男の価値はわかるものさ。

これらの言葉は、八軒を前に進ませた言葉たちです。

 

そして、同時に私たち視聴者にとっても、救いの言葉、教訓となる言葉だとも言えますね。

 

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